地元産、自然素材へのこだわり 作り手と使い手の心の交流が生まれる器を

  • 佐藤秀樹
  • 秋田県
  • 陶芸作家
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地元産、自然素材へのこだわり 作り手と使い手の心の交流が生まれる器を

  • 佐藤秀樹
  • 秋田県
  • 陶芸作家
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  • 陶芸作家 とは?

    大昔から人々が用いてきた陶磁器。それをつくるのが陶芸家です。

    土を練り固める方法としては、手で作る、型を用いる、轆轤(ろくろ)を用いる等があります。成形した後は乾燥させ、竃(かまど)に入れて高温で焼きます。

    中国や朝鮮の影響を受けて始まった日本の陶磁器の起源は、古墳時代にまで遡ります。やがて日本独自の焼き物として発達し、明治時代には伝統を守りつつヨーロッパの手法を取り入れ、大きく発展しました。

    五城目焼とはアメ釉(あめゆう)、鉄釉(てつゆう)の甕、壺の類が代表的な、秋田県五城目で作られていた焼き物です。始まりは江戸後期からという説が有力で、明治初年までつくられていました。

    職人・作り手の紹介

    佐藤秀樹(さとう・ひでき)

    福島県会津本郷町の窯元で5年間の修行の後、秋田県五城目町に移住。植物の灰を原料とした釉薬を使い、日用雑器を中心とした陶器を制作。日々の暮らしの中で使われることによって、料理と器の両方が引き立て合う、味わいのある使い易い器作りを目指している。


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    電話:018-852-5222

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    ライフストーリー

    好きな想いを実現 会津本郷の宗像窯に飛び込みで弟子入り

    若いころから美術・工芸に関心があり、展示会があれば観に行っていました。

    『北国秋田.山形の陶磁』という本に出合ったのが、東京に出て就職したころ。秋田の焼き物のことを知り、美術・工芸品の中でも特に焼き物に興味を持つようになりました。

    当時、全国あちらこちらへ出張に行く機会があり、仕事帰りにいろいろな土地の窯を巡ったものです。そのうち、自分自身でも焼き物をやりたいと強く思うようになりました。

    ある日、会津本郷(福島県)の宗像窯を訪れたとき、偶然にも登り窯の窯出しの日に当たりました。思わず夢中になって見入ってしまい、早朝から一日中過ごしたことを覚えています。そのとき、「ここだったら焼き物の最初から終わりまで修行できる」と思い、一念発起。会社に辞表を出し、飛び込みで弟子入りを志願しました。何度か断られましたが、あきらめずに懇願。弟子入りを許され、焼き物の道に入ったのです。



    「目で盗んで覚えろ」 下働きから始まり体で覚えた修行生活

    弟子入りして最初は下働きでした。原料の粘土の採取、乾燥させた粘土の精製、毎日使用する粘土の土合わせ、灰(アク)洗い、薪割り、荷造り。

    師匠や工房の職人さんの補助作業、登り窯の清掃、補修、窯詰の作業、窯焚きなどを体験し、体で覚えました。「目で盗んで覚えろ」と言われたものです。

    日中は各自の仕事をし、夕食後に轆轤(ろくろ)の練習をする修行生活。宗像亮一氏には5年間、大変お世話になりました。



    陶器の歴史ある五城目に移住 こだわりの登り窯も築く

    秋田県の陶器の歴史に、「五城目焼」という焼き物があります。そういう伝統文化の生まれた土地であれば、きっと満足のいく作陶ができるのではと思い、五城目町へ引っ越しました。

    何も無いところからのスタート。住まい、工房の建て物を借り、粘土や釉薬などを作るなど、最初は本当に苦労の連続でした。自分も登り窯でやりたいと思っていたので、一つ一つレンガを詰んで数年かけて完成させました。今もこの登り窯で焼いています。

    焼き物をやる中で一番ワクワクする瞬間は、登り窯に火が入った時。松薪の燃える煙の匂いが漂い始めると、「焼き物をやるんだ」という思いが自然に強くなります。ガス窯と比べると数倍も手間暇がかかりますが、何かしら面白いものができる可能性があります。



    手間暇かけても地元産、自然の釉薬へのこだわりを大切に

    私の工房「三温窯(さんおんがま)」では、できるだけ地元・五城目地域で採れる自然の物を原料の一部として使用してます。

    鉄分を含んだ土、石、特に植物(藁、豆類、杉、欅、松、雑木)を焼いて灰を作り、それぞれの材料が持つ色合いの効果が出るように調合して釉薬を作ります。
    同じ材料でも採取した年、場所により異なることが多く、同じ発色になるよう調整が必要です。テストを繰り返し、釉薬を仕上げるのです。

    そこまでやっても、自然の原料が持つある成分(不純物?)の影響を受けることがあります。化学釉ではない、柔らかな温かみのある色合いが出来ることも。手間はかかりますが、地元産にこだわりを持っています。

    器を作るうえで大事なことは、使いやすい形であること。そして、色合い風合い。自己主張し過ぎず、シンプルであること。器に入れたり盛り付けたりする素材が映え、ライフスタイルに合ったさまざまな用途に使ってもらえるからです。

    自然の釉薬は柔らかい色が特長で、雰囲気が出ます。使ってほっとする、和やかになるようなものが出来やすいと思っています。



    工房の名“三温窯"の由来は? 器を介して気持ちの交流を

    「三温窯」という私の工房の名は、“作り手"が温もりのある器を作ることにより、器を介して“使い手"と“作り手"が温かな気持ちで交流し合えるように、という想いを込めています。

    このことを大事に、焼き物作りをしようと名付けました。



    毎日の暮らしを潤わす焼き物 小さい窯だからできること

    初心を忘れず、引き続き何かを感じてもらえるような器作りをすること。これが私の目標です。

    難しいですが、毎日の暮らしの中で潤いとなるような焼き物を作っていきたいです。日常の食器を中心に、小さい窯だからできることを進めたいのです。

    秋田の田舎町でも、こだわりを持ってものづくりをし続ける人がいる、と五城目や地域の人たちに知ってもらえればありがたいです。


    《インタビューと文:五城目町地域おこし協力隊・柳澤龍》

    編集部からのおすすめ

    使い手をほっと和やかな気持ちにさせる、そんな陶芸をされる方です。佐藤さんの温和な人柄が、作品にあふれ出ています。まさに、作り手の魂、作り手の心がこもった作品の数々。手に持ったときに感じる安らぎ感を是非、サポーターの皆さんにも感じてもらいたいです。地元の素材を使った自然の釉薬にこだわりを持ち、器を介して"使い手"と"作り手"が温かな気持ちになれるように!という願いを込めて陶芸をされています。

  • 活動報告

    まだ活動報告はありません。

  • サポーターからの応援メッセージ

    2015-12-24

    五城目ならではの陶芸文化の原動力として、今後の活躍にも期待しております!

    さくちゃん

  • プロフィール

    作り手の紹介

    佐藤秀樹(さとう・ひでき)

    福島県会津本郷町の窯元で5年間の修行の後、秋田県五城目町に移住。植物の灰を原料とした釉薬を使い、日用雑器を中心とした陶器を制作。日々の暮らしの中で使われることによって、料理と器の両方が引き立て合う、味わいのある使い易い器作りを目指している。


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    ★伝サポ事務局
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    ★五城目町物産協会(五城目町役場商工振興課内)
    syoko@town.gojome.akita.jp
    電話:018-852-5222

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    直近の目標

    使い手の暮らしに潤いを与え、心が和むような器をつくること。

    将来・未来の目標

    若い作家の活躍機会を創出するため、資源の確保や作陶環境を五城目町に整えたい。

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